祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

おじいちゃんと

3連休は、いかが おすごしでしたか?

当館の まわり では、居留地まつりが 開かれ、

通りがかりに たくさんの お客さまが

いらして くださいました♪

お孫さんご家族と 大勢でいらっしゃる

幸せそうな おじいちゃん おばあちゃん が

多かったように 思います👪

 

さてさて、敬老の日は 終わりましたが・・・

今日は、おじいちゃんが 主人公の

この2冊を ご紹介します☆

左:「とっときのとっかえっこ」文・サリー・ウィットマン/絵・カレン・カンダーシーマー
右:「とんでろじいちゃん」作・山中恒/絵:そが まい
共に、童話館出版

「とっときのとっかえっこ」

童話館ぶっくくらぶコースの 6~7才向けのコースより、

となりどうしで 住む、なかよしの

女の子と おじいちゃんの おはなし。

赤と黄色の使い方が印象的な かわいらしい絵本です。

ネリー👧が 小さい頃は、バーソロミュー👴が

散歩に 連れて行ったり、ローラースケートを 教えたり。

どこへ 行くのも 一緒の なかよしで、

「ハムエッグ」と 呼ばれるほど👧👴

やがて、ネリーが 学校にあがり、バーソロミューに

杖や車いすが 必要になると、

今度は、ネリーが

自分が幼い頃にしてもらったように

バーソロミューを 助けます。

私の好きなセリフ☆

 「おはなしが たねぎれに なることは ないの?」

 「もし、そうなっても」・・・

 「だまってればいいんだ。なかよしなら そうしていられる」

年の差を こえた 2人の あたたかい友情に、

心が ほっこりします♡

家族や友達と、こんな風に、支え合う関係を

築いていけたら いいなと 思わせてくれる1冊です📖

 

「とんでろじいちゃん」

童話館ぶっくくらぶの 8~9才コースより、

小学3年の男の子ユウタと ユニークなおじいちゃんの お話。

野間児童文芸賞を受賞し、映画化もされた作品です。

夏休み、ユウタは ぼけてしまったという おじいちゃんの

様子を見に行く アルバイトを 引き受けますが・・・。

おじいちゃんは、本当に 空を飛べる!?

ユウタがお寺で会った、関東大震災時の

近所の男の子たちは だれ??・・と、

2人と一緒に、現在と過去を 行ったり来たり

しているうちに、いつの間にか 物語に 引き込まれて。。。

おじいちゃんの 長年の 子ども時代のわだかまりが

ついに 解けて、おじいちゃんも 旅立つラストは、

すがすがしさ さえ 感じます。

山中恒さんの描く 作品に出てくる

ちょっと不器用だけど 一生懸命な 主人公たちは、

今も昔も変わらない、小学生男子の姿 そのもの。

見ただけで おじいちゃんの ひとくせある性格が

わかってしまう、表紙のイラストも 見事です!

 

皆さんの おじいちゃんは、どんな人ですか?

近所に 気になる おじいちゃんは、いますか?

ぜひ 絵本や本の中でも、

タイプの違う おじいちゃんたちに

出会ってみて下さい♩

 

小さい頃に おんぶしてくれた おじいちゃんの背中を

久しぶりに思い出した Fでした~