おばあさんのガーデン
何年か前に、北海道の いくつかのガーデンを まわる
ガーデニングツアーに 参加したことが ありました🌼🌷
その中で、一番 印象に残っているのが、
80代の おばあさんが 作る 帯広の 紫竹ガーデン。
広く美しい庭には カフェレストランがあり、
花飾りの帽子と カラフルな洋服に 身を包んだ
元気な名物おばあちゃんが、ツアー客を もてなしていました👵👒
そのツアーで、初めて ほんものの ルピナスの花を 見て、
その美しさと迫力に、びっくりしたのを 今でもよく覚えています🌼
今年5月に、朝 いつものように お庭に出ていた時に お亡くなりになった、
とのニュースを 聞いて、思い出した こちらの絵本📖
海のみえる丘に住む、ルピナスさんと 呼ばれる 小さなおばあさん。
こどもの頃に、おじいさんに
「世の中を、もっとうつくしくするために なにかしてもらいたいのだよ」
と 言われて、「いいわ」と 約束します。
それから、図書館で働いたり、南の島へ行ったり、世界中を旅して、
美しいものや 忘れられない人々に たくさん出会いますが、
ある日、体を悪くして 寝込んでしまいます。
やっと 起き上がれるようになった時、
風が運んできた種から 芽を出した ルピナスの花を
目にして、思いついたこと すばらしいこと とは・・?
1人の女性の生き方が、ルピナスの花を通じて
描かれた こちらの物語。
60才から 絵を描き始めた 当館の常設展示の 大道あやさん、
同じく 60才頃に ご主人が亡くなり ガーデニングを始めた
紫竹ガーデンの 素敵なおばあちゃん、
さまざまな 女性の輝き と 重なります✨
これから、どうしよう?と 迷った時に、
ふと 手にしてみるのも いいかもしれません。
以前、ガーデニング好きの母に、プレゼントしたら
とても喜んでいました🎁
10代~大人まで、幅広く 静かに 読みつがれている ルピナスさん。
2年前に より原書の美しい色彩に近い
デジタルリマスター版で 再版されました!
(洋書版も、1階で販売中です♪)
読んだことのある方も、ぜひ もう一度 手にしてみませんか・・・?
いつか、自分のために 買おう!と 思った スタッフF でした☆