祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

ぐるんぐるん つむじかぜ

ある さわやかな なつのごご。

とつぜん、きみのわるいくろくもが

もくもくと そらをおおいました。

 

ぐるんぐるんつむじかぜ / アーノルド・ローベル 作 / 伏見操 訳 / ほるぷ出版

 

表紙の黒い雲をみると、一見暗そうで

手にとることをためらってしまいそうな1冊ですが

中はとっても面白いんです!

 

最初の見開きでは、この絵本に登場する人物すべてが紹介されています。

その次の見開きでも続々と登場人物が紹介され…

表情も恰好も独特で、「へんてこな人たちだなあ」なんて呑気に読んでいると

 

なんと!

突然びゅうびゅう吹いてきた風にかき回され

みんなひっくりかえっちゃった!!!

 

 

 

…実はこの絵本、本をさかさにすると人の顔が別の人の顔になっている

さかさ絵の絵本なんです☁

 

 

作者は「がまくんとかえるくん」で人気のアーノルド・ローベル

がまくんとかえるくんのお話が教科書に載っていたこともあって あまりに身近すぎるので

ついその絵の精巧さ、技術の高さを忘れてしまいがちではないですか?

 

「ぐるんぐるん つむじかぜ」では、ローベルの画力に改めて驚かされること間違いなし!

 

タイトルどおり、ぐるんぐるんと本をひっくり返しながら楽しんでください📖

 

 

スタッフMでした☁