祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

こいぬとこねこのおかしな話

あんまり 難しいことは 考えたくないなあ・・・

という時に おススメ♪

子どもの頃、くりかえし 読んでもらった

大好きな 童話 を ご紹介します🐶😸

「こいぬとこねこのおかしな話」岩波書店
ヨゼフ・チャペック・作/木村有子・訳

(以前、「こいぬとこねこは愉快な仲間」(河出書房新社)として ブログで

ご紹介した本が、数年前に改訳して、岩波少年文庫に 仲間入りしました)

 

むかし、こいぬ と こねこ が 森の近くの 1軒家で、

なかよく いっしょに 暮らしていた頃の おはなし。

 

人間の大人の生活に あこがれる、

しっかり者の こねこと おとぼけ者の こいぬは・・・

 

ある日、家の そうじを しているうちに、

いつのまにか 自分たちの からだの毛で ゴシゴシ!

あげくの果てには、自分たちで せんたくもの干しに ぶら下がって・・・!?

 

またある日は、こねこの たんじょううびケーキを 作ろうと

こむぎ、バター、卵・・・と 入れるうちに、

自分たちの 好きな 骨やネズミなど、どんどん 入れ始め・・・!?

 

共和国の独立記念日を お祝いしたり、

聖ニコラウスの日に、おしばいを したり、と

ところどころに チェコの行事が 登場するのも、

お国がらが 感じられて 面白い!

 

画家でもある ヨゼフ・チャペック自身の

ユーモラスな 挿し絵が、とにかく かわいくて、

おはなしを 更に 楽しく 盛り上げてくれています♪

 

絵本タイプで 出版されていた頃は、

何度も 図書館で 借りてきてもらっては、

こいぬと こねこの 奇想天外な 暴走ぶりに、

いつも 大笑いしていました🐶😸

 

10編の おはなし が おさめられた こちらの童話。

大人になってから、作者が ナチスの収容所で 亡くなったことや、

共和国記念日の 意味を 知りました。

 

最近、東欧やロシア、ウクライナの本を

お求めになる お客さまも 多いですが、

幼い子どもたち と 楽しく チェコの文化を

体験できる こちらの 童話。

文庫で お取り寄せになりますが、

読み気かせに いかがでしょうか?

 

こいぬと こねこ の ゆかいな 生活に、

ぜひ 仲間入り してみて 下さい🐶😸

 

スタッフF