祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

ことばっておもしろい

五味太郎さんがシリーズで描いている言葉の本。どれもいいんですが

今日は10冊の中から2冊をえらんでみました。

 

 

↑ 表紙にたっぷり描かれたライオン🦁

このライオンを、色んな【たとえことば】を使って表します。

たとえば・・・

「にんげんのようなライオン」「ねこみたいなライオン」

 

ここにだんだん五味太郎さんエッセンスが加えられて

 

「サボテンまがいのライオン」「岩とみまごうライオン」

 

それからどんどん五味さん節が加えられて

 

「レーシングカーばりのロケットがたのわりには三輪車なみのスピードしかでないおもちゃにちかい自動車にのる ライオン」

・・・なんだか早口言葉のようですが

こうやってユーモアを交えて日本語の豊かさを味わえるのはとても面白いです!

(もちろん絵も楽しいです🦁)

 

 

 

こちらはいわゆる てにをは と呼ばれるつなぎのことばの図鑑。

内容の説明よりも、カバーそでに書かれた五味さんの言葉が楽しいので

読んでみてください👦

 

「ぼく」「きみ」「サンドイッチ」「たべる」

などとばらばらにならんでいたら、

ま、「ぼく きみ サンドイッチ たべる」となるような気もしますが、

つなぎの言葉を少しかえて、

「ぼく きみ サンドイッチ たべる」となったら、きみは

「いやだよ」と言うことになります。

「ぼく サンドイッチ きみが たべる」となれば、

「ごちそうさま」という具合でしょう。

「ぼく きみ たべる サンドイッチ」となったら、これはもう、

サンドイッチのおばけのせりふで、

・・・(中略)つなぎの言葉はとてもスリルがあります。

 

 

👻

 

 

今日は助詞の勉強をしましょう。なんて言われるより

この本を読んだ方がはるかに ことば が好きになるんじゃないかなあ

なんてことをおもう、スタッフⅯでした🌼