祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

たいようとつきは なぜ そらにあるの?

 

 

アフリカ民話の絵本、

物語も絵も面白い一冊をご紹介します☀☽

たいようとつきは なぜ そらにあるの? / エルフィンストーン・デイレル文 / ブレア・レント絵 / 岸野淳子訳 /ほるぷ出版

 

 

ずっと昔

たいよう と みず はとても仲良しでした。

いつもたいようがみずの家を訪ね、おしゃべりをしました。

ある日自分の家にも招待したいと思ったたいようは

みずにそう言いました。

みずは、

行きたいけれど、家族が多いので

きっとあなたの家には入りきれません。と断ります。

 

 

そこでたいようは奥さんの つき と

何人も入れる大きないえをつくります。

 

さあ、いよいよみずが訪ねてきますが、本当に大家族!

みずの家族というのは海の生き物すべてでした。

 

どんどん家に入って来るみずの家族におされて、

たいようとつきは とうとう屋根のうえまで追いやられます。

そして困ったふたりは、そらに住むことにしたのでした☀☽

 

 

この絵本では、アフリカ民話ということもあり

たいよう つき みず が

それぞれアフリカの民族衣装をまとい

絵の世界全体がアフリカの風俗に沿って描かれています。

 

身につけているものの細かい装飾が見ていて楽しく、

お面をつけた表情がなんともシュールで

どの場面にも可笑しみがあります。

 

童話館書店には世界各国の民話絵本がたくさんあるので

ぜひユニークな一冊を見つけてみてほしいです!

 

スタッフMでした☀☽