祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

たなばた の 絵本 &・・・

今年も、七夕は 雨の ところが 多いようですね。🎋

七夕の雨は、おりひめ の 流す なみだ だとか⛆

以前も 取り上げたことが ありますが、

明治生まれの 絵本画家・初山滋さんの

むかしばなし絵本を 2冊 ご紹介します📖📖

左:「ききみみずきん」(うりこひめとあまんじゃく) 岩波書店(子どもの本) 文/木下順二・絵/初山滋

右:「たなばた」福音館書店 文/君島久子・画/初山滋

 

「たなばた」

むかし、天の川で 水浴びを していた

天女の おりひめ の 衣を かくした 牛かい は、

おりひめ を 妻に むかえ、子どもにも 恵まれ、

幸せに くらしていましたが、

ある日、おりひめ は、天に もどされて しまいます。

牛かい は、子どもと おりひめ を 追いかけて、

天まで のぼって いきますが・・・?

 

どのページも、文字のレイアウトまで アートの一部のような

レトロで斬新な絵に 惹き込まれて、

初山滋さんの マジックに かかってしまいます。

有名な 七夕の おはなし を、

美しく 神秘的な絵で ぜひ 楽しんでみてください!

 

「うりこひめとあまんじゃく」(「ききみみずきん」に 収録)

うりこひめ が、きれいな声で 歌いながら はたおり を していると、

いたずらものの あまんじゃく が やってきて、戸をあけろ! と さわぎます。

こわくて なかなか 開けないでいると、怒った あまんじゃくは、

うりこひめの 着物を ぬがせて 木の上に しばりつけてしまい・・・!?

 

同じく、初山滋さんの 懐かしいけれど

ハッとするような 新鮮さのある絵 と、

かわいらしい うりこひめと

どこか 憎めない あまんじゃくの

テンポのよい やりとりが 魅力です!

 

子どもの頃、不思議な絵に 心惹かれて よく 読んでもらった むかしばなし。

今 読んでも 色あせない 魅力に あふれていますよ~✨

 

※初山滋(1897~1973年)・・・浅草に生まれ、着物の柄や日本画を学びますが、途中で児童画家 として「コドモノクニ」や、木版画でも活躍。 紫綬褒章、絵本「もず」(至光社・古倫不子/著) で、国際アンデルセン賞国内賞を受賞。

 

スタッフF🎋 

 

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今晩、天の川が見れますように☆彡    

おり姫と彦星が会えますように・・・Iでした 🌟