「ちいさいおうち」
バージニア・リー・バートン／ぶんとえ
いしいももこ／やく
岩波書店

懐かしい絵本です。

ですが、

実は私が小さい頃読んでいた「ちいさいおうち」はこの本ではないのです。

私が読んでいたのは

従兄弟のおにいちゃんの家にあったディズニーのアニメ絵本でした。

このお話が大好きで大好きで

遊びに行く度いつも手に取って何度も何度も繰り返し読んでいた絵本。

大人になってから

この青い表紙の「ちいさいおうち」を手に取った時

懐かしい学生時代の友人に、大人になってから再会出来たみたい！って

とても嬉しかったのを覚えています。

アニメ絵本では表情豊かで喜怒哀楽激しくカラフルだった

ちいさいおうち。

この絵本の中ではずっとずっと変わることなく

とても静かにひっそりと立ち尽くしています。

いままでは

大人になってから素敵な絵本を手にするたびに

「子どもの頃に出逢いたかったなー」なんて思っていたのですが

この本は、アニメ絵本を経て大人になってからの再会を

素直に嬉しく思いました。

小さい頃から良書絵本にかこまれた生活はもちろん理想ですが

大人になってからの出逢いも悪いものばかりじゃなかったかな、と。

最近ちょっと思えるようになってきました。

［スタッフ🌱FK］