祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

びりのきもち

6月12日 土曜日

雨がパラパラと降っています ☂

 

 

びりのきもちが わかるかな

びりになった気持ちを率直につづってある詩。

「びりのきもち」 童話館出版
阪田寛夫(詩)和田誠(絵)

みんなのせなかや 足のうら

じぶんの鼻が みえだすと

びりのきもちが ビリビリビリ

 

絵本の中の17篇の詩は

ともだち、かぞく、がっこう、

子どもの気持ちがそのままやさしくうたってあります。

 

「ニンゲン」

という詩の中で好きなフレーズがあります。

ニンゲンってなんだろう

ニンゲンってのはわらうもの

おかあさんはそういった

なんだか自然に笑顔になります。

 

「おとなマーチ」

なりたいなりたい

なりたいなりたい

おとなになりたい

おとなになったらコーヒーをのんじゃう

フフっとわらってしまいそうなこんな詩も。

 

子どもが読んだら共感できそう。

大人が読んだら気持ちが和む。

そんな絵本です。

 

Ⅰでした。