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ふわふわくんとアルフレッド

ふわふわくんとアルフレッド  ドロシー・マリノ文・絵  石井桃子・訳  岩波書店

絵の雰囲気と石井桃子さんの柔らかい文章がマッチしたこちらの絵本。

初版は1977年。43年前です!

 

ふわふわくんはくまのぬいぐるみ。

アルフレッドという男の子と何をするときも一緒です。

アルフレッドがごはんを食べるときも

ベッドでねむるときも、外であそぶときもいつでも一緒。

でもある日アルフレッドにしましまトラのぬいぐるみがプレゼントされ

ふわふわくんは木箱にいれられてしまいました。

 

この絵本の素敵なところは

友達に忘れられたふわふわくんが泣いたり悲しみつづけるのではなく

自ら行動してアルフレッドの気をひき、無事に仲直りをするところ🐻

その気のひき方が、まるで妹や弟に嫉妬した小さい子どものようで

とってもかわいらしいです♪

 

こぐまのくんちゃんシリーズでおなじみの作者は小さいころ

大勢のきょうだいと過ごしたようで、

もしかしたらそのときの気持ちが影響しているのかな?と思いました。

 

最後のページでは、ふわふわくんとアルフレッドのふたりと自分が

秘密を共有して、友達になれるような文が添えてあります。

 

 

 

1才の頃から大事にしているぬいぐるみを思い出したスタッフⅯでした🐶