祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

もりのなか

最近、ロングセラー絵本の 英語版の原書が

絶版になることが たまにあります。

こちらも、その貴重な1冊。

わかりやすい英語で、洋書絵本の入門に

ちょうどいい作品だったので、残念💦

上:「もりのなか」洋書 輸入販売元・絵本の家
下:「もりのなか」福音館書店 
マリー・ホール・エッツ・作/ まさきるりこ・訳

日本語版は、童話館ぶっくくらぶの

3~4才コースに 長年 入っています。

洋書版の 鮮やかな緑の表紙とは 対照的に、

一見 地味な、白黒の絵に 茶色い表紙・・・

ですが、読み始めると、男の子と いっしょに、

一気に ファンタジーの世界へ!

ライオン、ぞう、くま、カンガルー・・と

どんどん 増えていく 動物たちが

表情豊かで なんともユーモラス♪

子どもたちも、行進の後ろに 付いていって、

じゃむ や ぴーなっつ を たべたり、

はんかちおとし や ろんどんばし おちた を

いっしょに してみたい!と 思うことでしょう。

最後に お迎えに来る お父さんが、

とてもよい 距離感です。

 

続編では、男の子は 再び 動物たちの待つ森へ。

「またもりへ」福音館書店
マリー・ホール・エッツ・作/まさきるりこ・訳

1人(1匹?)一芸 大会が 始まるのですが、

男の子が 偶然した、

人間にしかできない 「わらう」ことに、

動物たち は 感心してびっくり!

再び 探しにきてくれた お父さんの、

「おとうさんだって、ほかに なにも できなくても

いいから、おまえのように わらってみたいよ」

というセリフには、読んであげている

大人も 気持ちが込もりそう。

 

お母さんだけでなく、ぜひ お父さんにも、

お子さんへ 読んであげて欲しい 2冊です。

 

わらえないはずの 動物たちの 表情が、

ずっと 微笑んでいるように 見えた Fでした~🐘🐻