アンジュール ~ ふたりで しゃしんを
今日、ご紹介するのは、
今まで読んだ中で、一番 衝撃を受けた!
・・・とも言える、こちらの 文字なし絵本。
プラス 同じ作者による 心温まる 1冊を♪
「アンジュール」~ある犬の物語~
un jour,un chien 現代はフランス語で、「ある日、一ぴきの犬」
鉛筆1本のデッサン画で、
車から 捨てられた 犬が、
道路~海辺~草原~街と 居場所もなく 放浪し、
最後に 一人ぼっちの少年と 出会うまでを 描いた、
(帯にもあるように)まさに 絵本の原点のような
究極に シンプルな作品。
初めて この絵本に 出会った時は、
白黒のデッサンだけで、こんなに 全てを 豊かに 表現できるの!?・・と、
目から うろこが 落ちるような 感覚でした。
50ページ以上にわたる デッサン1枚1枚から、捨てられた
犬の 切なさ、寂しさ、世の冷たさ、やっと出会えた嬉しさetc
が ギューッと 胸に迫ってきます。
特に、鉛筆の線が 真っ黒の団子状になるほど、
車を 必死に追いかける 犬の表情や、うなだれた後ろ姿が、
心に 焼き付いて、もう1度 読むのに 勇気が要るような。。。
作者は、ベルギーのブリュッセル生まれの ガブリエル・バンサン。
続いて、同じ作者の 絵本を もう1冊📖~
「ふたりでしゃしんを」
アンジュール の 切ない(ハッピーエンドですが!)読後に、
こちらの ほっこりする お話は いかがでしょうか☆
人気の くまのアーネストおじさん シリーズの中の 1冊です。
流れるような線画に 水彩のカラーの シックで明るい印象。
アーネストおじさん の 愛情を 一身に注がれて 育つ、
ねずみの女の子 セレスティーヌは、
ある日、自分の知らない ねすみの 子どもたちと 写る
おじさんの 昔の写真を 発見して・・・!?
やさしい アーネストおじさんに 嫉妬する セレスティーヌの
様子が 何とも愛らしく、微笑ましいです。
本当の ラストページは きっと、
なかよく 写真に写る ふたり の 表紙でしょう♪🐻🐭
2冊とも、以前あった ぶっくくらぶの 大人向けコースに 入っていました。
大人の方へ、思春期に入るくらいの お子さんへ、または ご自身に・・・
併せて ぜひ お手にとってみてください☆
久しぶりに読んでみて、やはり 心揺さぶられた Fでした~