祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

センダック

少し前ですが

是枝裕和監督の『万引き家族』が

カンヌ映画祭で

パルムドール賞を獲りましたね!

その中で、ある絵本のストーリーが導入されていたのが

印象に残りました。

…内容のネタバレにはなっていないのでご安心を!!

その絵本は以前ブログに紹介もしています♪

 

∗話は少し変わって、映画化した絵本のことを。

 

絵本が原作の映画で、心に残った作品があります。

 

スパイク・ジョーンズ監督の

かいじゅうたちがいるところ です。

かいじゅうたちのいるところ
モーリス・センダック作
神宮輝夫訳
発行所●冨山房

 

絵本では、導入場面で

主人公マックスが母親に叱られ、

夕飯おあずけで部屋にいると

いつのまにか眠ってしまいます。

その後かいじゅうたちと出会ってお話が展開しますが

 

映画では

マックスが母親に怒られるまでのストーリーが、

マックスの気持ちに寄り添うように

繊細に描かれていて

私は冒頭で涙が止まりませんでした!

 

小さいとき、自分より大きい人たちに感じていた

嫉妬心や、自分の不器用さ、うまく伝えられない歯がゆさを

思い出し、「わかるよマックス~~~」と心で叫びました!

 

マックス役の男の子もかなり可愛かったです☆

 

雨の日には家でDVD鑑賞もいいですよね♪

絵本を違う角度から楽しむのもいいなあと思うスタッフMなのでした~♪