テーマは、不良!
先週末の 台風の土曜日、
長谷川集平さん の セミナリヨへ♪
孔子廟の 立派な門をくぐり、
立ち並ぶ 弟子像の間をぬけて、
奥の中国歴代博物館 の 階段を上がり、
3階の一室に 入ると…
何やら あやしい(?)楽しげな 集まりが!
ホワイトボードを見ると、
今回のテーマは、
なんと「不良」?
見回すと…
皆さん、ワクワクした表情で
開講を 待っています♪
どんな話が 飛び出すのかな?
と、ドキドキしながら 席に着くと…
「どうせ なるなら、かっこいい
不良に なりましょう」と、
鑑別所の少年少女たちに 語った
エピソードから、始まり、
絵本、音楽、映画、詩…と、
話は 無限に広がって…
読み聞かせあり、
映像あり、音楽あり の
あっという間の 2時間♪
児童書からは
「ワルのぽけっと」(灰谷健次郎・作/角川文庫)と
自著の こちらの絵本を ご紹介↓
この絵本は、
ある1人の編集者との 出会いから、
たった一晩(!)で 作ったとのこと。
その頃は、絵本の世界に
不良は、タブーの時代。
編集者の熱意で、何とか
出版に こぎ着けたそうです。
元不良青年だった その編集者は、
絵本「トリゴラス」(長谷川集平・作/文研出版)に感銘を受けて、
猛勉強して大学に入り、
シューへーさんと一緒に絵本を作るために、
会いにやって来たのだそう。
このエピソードだけで、
本が1冊書けそう…!
主人公のぼくは、
けんかしたり、女の子を泣かせたり、
万引きしたり…
その度に、頭を下げる
お父ちゃんとお母ちゃん。
それでも、家族で食卓を囲み、
映画で一緒に泣き、
日曜日には、父ちゃんの野球を
見に行き…
けれど、父ちゃんのエラーで
試合は 負けて、
最後は、家族 みんな
怒った顔で 歌ってる…???
黄色い 絵日記風に 描かれた
何とも ユニークな この作品。
なぜか強烈に 惹きつけられます。
今回は、昔、NHKで流れた
ひょっこりひょうたん島の
声優さんによる 朗読と
動く絵の 映像付きで 楽しみました♪
絵本以外のテーマでも、
明治大正のバイオリン演歌、
60年代の関西フォークと
京都カルチャー、
映画キューポラのある街、
朗読15分に及ぶ詩 などなど
とにかく幅広く、
熱く語って下さった シューへーさん。
お話の中には、
サルコーデ・ナガサキの絵の中の
隠れキャラ(?)のウラ話も、
ちょくちょく 登場。
当館の原画展と 併せて行くと、
より一層、楽しめるかもしれません!
最後は、これまたパンクな
幼児絵本、「ぼりぼりにゃんこ」
(ひがし くんぺい・作/復刊ドットコム)
を ご自身で 読み聞かせして下さり、
和やかに 終了。
12月まで、毎月、第3土曜の午後に
開かれる セミナリヨ。
しばし、学生気分に戻って、学校では教えてくれない 世の中の面白いことを 学んでみませんか?
子どもから大人まで、
好奇心のツボを 刺激されて、
元気になること 間違いなし!
ですよ~☆
次回、紹介予定の ジョニー・デップのビデオも とても気になるFでした♪