祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

ネズの木通りのがらくたさわぎ

ネズの木通りのがらくたさわぎ / リリアン・ムーア作 / アーノルド・ローベル絵 / 山下明生訳 / 童話館出版

 

 

アーノルド・ローベルの賑やかな表紙絵が可愛いこちらの本。

ユーモアあふれるお話が全部で6篇はいっています。

 

本のタイトルにもなっている「ネズの木通りのがらくたさわぎ」は

ある町でおこった何ともほのぼのしたお話。

 

今日は家にねむっているがらくたを捨てる日にしよう!との呼びかけで始まった

町をあげての大そうじ。

各家庭からネズの木通りにどんどんがらくたが運ばれてきます。

がらくたを運んでもらう業者にも連絡をして、準備は万端。

 

ところがみんなお互いの捨てたがらくたをみては

『こんな箱がほしかったんだ』

『こんなランプを探していたのよ・・・』と

気に入ったがらくたを見つけてどんどん持って帰ります。

 

最後にのこったものは..・・・?

 

この結末はぜひ、読んでみてください♪

 

 

 

ちなみにネズの木とは、

ネズの針のように尖った葉をねずみ除けに使用していたため

「ネズミ刺しの木」が転じて「ネズの木」となったそうです。

 

最後はちょっぴりねずみ年意識のうんちくでした🐭

スタッフM