祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

ノラネコの研究

 

長崎に住んでから、ネコを見ない日はない!

というくらい、ほんとうに毎日ネコに出会います。

 

路地裏で、ひと気のない石段で、民家の駐車場で、

わが物顔で歩いたり 寝たり ふんぞり返っているノラネコたち。

 

この本を読んでからというもの、そんなノラネコたちに

よりいっそう目がいくようになりました。

ノラネコの研究🐈伊澤雅子・文🐈平出衛・絵🐈福音館書店(たくさんのふしぎ傑作集)

 

この絵本を書いた伊澤雅子さんは、題名のとおり「ノラネコの研究」をしています。(ノラネコだけではなくネコ科動物全般の生態を研究している方🐈)

研究と一言でいっても、ケージの中や室内にいる生き物を観察するのではないので

その様子は、さながら探偵のよう。

 

 

 

🐈

 

伊澤さんは今日、ナオスケという白と黒のぶちネコをターゲットにしました。

10月の爽やかな秋晴れの日、寝て、散歩して、寝て、休んで散歩して・・・

というナオスケをひたすら観察します。

目を合わせない、おどかさない、とにかく相手に存在をアピールしないという  ネコ社会のルール はしっかり守りつつ。

 

たくさんあるノラネコルールには、

🐾子ネコの世話はお母さんがひとりでする。オスネコは手伝わない。

🐾マーキングしたおしっこのにおいの“古さ”でそこを通るか判断する。新しいにおいのついた場所は、ネコの礼儀として通らない。

🐾予定していた道にイヌなどの障害物があれば、道の変更はあまりせずじっと道が空くのを待つ。

 

などなど、中々筋の通った生き方をしているもんだなーと感心しました。

柔らかいカラダとは反対に、案外頑固なんですね!

 

それから驚いたのが、この日のナオスケの睡眠時間がなんと18時間だったということ。

美術館がある南山手町でも、のほほーんとした顔で眠るノラネコをよく見かけますが、

 

そんなに眠るとは!

 

伊澤さんのように24時間ネコをつける情熱はありませんが

これからもネコをみかけたらそっと観察してみようと思った、スタッフMでした。

 

あなたの住む町にはどんなノラネコがいますか?

 

 

 

 

おまけ🐾

美術館のまわりでうろちょろしている親子ネコ🐈🐈🐈🐈

ぽかぽか陽気の中でおっぱいをあげながら寝るははねこ🐈と、のみながら寝るこねこ🐈🐈🐈

 

塀の上からこっちを見ているこねこ🐈🐈🐈

 

 

日々の癒しです♪