祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

バンブルムース先生とゆかいななかま

6月4日 ☂

ちょっとあたたかい気持ちになりたくて読みました。

「バンブルムース先生とゆかいななかま」童話館出版
ハンス・アンドレウス(作)掛川泰子(訳)平野恵理子(絵)

 

あるところに、バンブルムースさんという人がいました。

バンブルムースさんはひとりもので、

小学校の先生をしていました。

 

喜怒哀楽がはっきりしてて、ちょっと怒りっぽいけど、

心が優しいバンブルムース先生。

学者ネコのヨーヒムや、貴族の血をひくイヌとの

ほほえましいお話もいいですが、私が好きなのは、

とりこわされそうになった古い広場の郵便ポストを助けるお話。

 

元気がないポストくんに訳を聞いたバンブルムース先生は、

知恵を働かせて広場のとりこわしと、ポストくんを守ります。

 

「バンブルムース先生、わたしはこの町一の、

しあわせものの郵便ポストです。」

 

バンブルムース先生のおかげで、一件落着!

 

 

すべてに、まっすぐ向かい合う、バンブルムース先生の愉快なお話を読んで、

子どもの心を失っていない大人の共通点みたいなものを感じ、

楽しくなりました。

 

Iでした。