祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

ロボット

今年は「ロボット」誕生100周年!

・・・だそうです。

先日、たまたま 福岡で観た

チャペック兄弟の絵本・ブックデザイン・舞台展で

知ったのですが、

「ロボット」誕生100年記念   チャペック兄弟の絵本・ブックデザイン・舞台
三菱地所アルティアム(福岡イムズ8階)

1920年、弟カレル・チャペックによる

「R.U.R]という戯曲の中で、初めて

「ロボット」という言葉が使われ、

世に広まったとのこと。

機械文明になりつつある世の中を

風刺した作品ですが、

今では、その頃の予言のように

人間の労働力の代わりや、

残念ながら 戦争に利用されることもある半面、

アイボや ペッパーくんのように

人間の癒しや コミュニケーションツールなど、

求められる役割も さまざまですよね。

 

日本のアニメの世界でも、

鉄腕アトム、ドラえもん、ガンダム・・と

大活躍のロボット。

さて、絵本や童話の中では・・?

「ロボット・カミイ」福音館書店
古田足日・作/堀内誠一・絵

こちらは、幼稚園の 子どもたちが

紙で作った ロボット・カミイのおはなし。

わがままで 泣き虫で いじわるばかりして、

みんなを 困らせますが …!?

堀内誠一さんの 描くカミイが 何とも愛らしく、

園児たち が 振り回されながらも、

見守って 受け入れてあげる 姿に、

心打たれます。

最後は、ホロリ。

少し長いですが、年長さん~小学校低学年

くらいの お子さんに。

「きまぐれロボット」理論社
星新一・作/和田誠・絵

タイトルの博士とロボットのお話をはじめ、

SFの短いお話が31篇 入っています。

小学校で 初めて、

星新一さんの作品を読んだ時は、

ちょっと大人になった気分でした。

エヌ氏やアール氏などの 匿名の主人公や、

和田誠さんの 挿絵も、クールな作風に ぴったり。

童話館ぶっくくらぶ でも、

10〜11才コースの予備に 入っています。

もはや 著者の 職人芸とも言える、

最後のどんでん返し の 楽しみを

ぜひ、味わってみて下さい♩

「ぼくのロボット恐竜探検」「ぼくのロボット大旅行」共に、福音館書店 松岡達英・作

こちらは、ロボットに乗って、

恐竜時代や 北極~アフリカまで世界中、

海の底~宇宙まで、いろいろな場所へ

探検へ行く、子どもには夢のような 科学絵本。

コマ割りがあり、吹き出しがある

まんがのような スタイルで、

ロボットの内部や 自然の様子など

細部まで 発見があり、楽しめます。

 

どれも、1階書店や図書コーナーで ご覧いただけます。

さまざまなタイプの ロボットたちと

遊びに来てください♪

スタッフF