祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

星どろぼう

4月26日 金曜日です。

細かい雨が降っています。

昨夜は、空を見上げても星が見えなかった。

 

さて、星の絵が とてもキレイな絵本をご紹介。

 

 

「星どろぼう」ほるぷ出版
アンドレア・ディノト(文)
アーノルド・ローベル(絵)
やぎたよしこ(訳)

「ふたりはいっしょ」のシリーズや

「ふくろうくん」が大人気の

アーノルド・ローベルの絵。

ユーモアがあって、

静かな色合いがいいです。

 

山のてっぺんの村に住む、どろぼうは、

星にさわりたくて たまりません。

ある日、どろぼうは 空に はしごをかけて、

星に むかって どんどん のぼっていきます。

星にふれると、あたたかく、ちょっとひっぱると すぐにとれました。

 

どろぼうは、ぜんぶほしくなり、

空の星をぜんぶとって、たるに入れ、

ふたをして隠してしまいます。

 

星が ひとつもなくなった 夜空には、

お月さまが、ぽつんと・・・。

村人たちは、どろぼうを つかまえるため、

月にかくれて どろぼうを 待ち伏せします。

 

さて、そんなこんなで

村人につかまった どろぼうは、

みんなで 星を 空に戻すことにします。

 

ひとり、ひとつずつ、空に星をもどしていきますが、

なかなか空に くっつきません。

どうやって キレイな星空が もとどおりに なるのでしょうか・・・★

 

とてもすてきなファンタジー絵本です。

 

何年も、夜空を見上げて「星がキレイ」と思ったことがないのに 気付きました。Iでした ★☆