海と教会
先日、県外の家族を連れて、
長崎市内から車で40分ほどの
外海地区に行ってきました。
離島の多い長崎には、キリスト教
関連遺産がたくさんあります。
訪れた出津文化村も、海、山、川に
囲まれた美しいキリシタンの里です。
外海は、遠藤周作氏の小説「沈黙」の
舞台にもなっています。
広大な海の眺めの素晴らしさを
表した一節が、遠藤周作文学館の
碑に刻まれています。
「人間がこんなに哀しいのに主よ
海があまりに碧いのです」
長崎のいくつかの教会群が
世界遺産に登録され、見学に予約が
必要になったり、関連施設やアクセスが
整って綺麗になりつつありますが、
教会や記念館のある里村は、以前と変わらず
ひっそりとタイムスリップしたかのような
ゆっくりした時間が流れていました。
「人にあげるものは、最良のものを」と、
ド・ロ神父が100年以上前にフランス
から取り寄せたというオルガンは、
ドイツの職人さんが修理を重ねて
今でも現役で活躍しています。
説明をしてくれたシスターが、
古いオルガンを弾きながら歌って
下さった讃美歌「い~つくしみ深~き
友なるイエスは~♪」の響きが、
いつまでも心に残りました・・・
海を眺めながら食べたソフトクリームの味も忘れられないスタッフFでした~