祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

花のベロニカ かばのベロニカ 

 

ガラスケースを見て、欲しいけどなんという花なのかわからないとき

「これなんていうんですか?」と正直にきくと

「これはアリンジューム!!!」「はい、これはベロニカね!!!」と

すごい勢いで、ぱっぱかぱっぱか教えてくれる

近所のお店が私のお気に入りです。その女性主人が恰好いいんです。

 

そこで先日教えてもらった『ベロニカ』という名前の花。

あ、かばの『ベロニカ』だ!とこっそり嬉しくなりました♪

 

 

たくさんの動物がいるパンプキンさんの農場にベロニカが暮らし、そこの仲間たちになじむまでのおはなし「みんなのベロニカ」 (童話館出版)も素敵な絵本で大好きですが

かばのベロニカ / ロジャー・デュボアザン作&絵 / 神宮輝夫 訳/ 復刊ドットコム

 

↑こちらの絵本の、目立ちたがり屋で怖いもの知らずのベロニカが

知らない世界にどんどん立ち向かっていく姿も大好きです。

女の子たちのヒーロー!!!という感じで

勢いがあって格好いい!(いやベロニカはメスだからヒロインか)

 

 

かばばかりの世界で

他のかばに埋もれて目立たない自分がイヤになり

人間の暮らす街へでて、そこで当然次々と問題がおきるのですが

追いかけられても

捕まえられても

牢屋にいれられても

とうとう最後までめげないベロニカ。

おしまいにはそのときの事件を雄弁に仲間のかばたちに語ります。

その恰好といったらほんとうに自信に満ち溢れていて幸せそう。

 

そういえばベロニカの花の花言葉は、名誉、堅固、忠実など

まっすぐで凛としたものばかりでした。

まさにかばのベロニカにぴったり!

 

ぜひ書店で目にとまったらページをめくってみてください。

どのページのベロニカも自信たっぷりでこちらまで勇気をもらえますよ✨

 

スタッフM