祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

雨の日は、お気に入りの絵本で。

3月10日 雨の日曜日です。

今日の長崎は夕方まで降りつづきそう ☔

こんな日は、

お気に入りの絵本にどっぷりひたりたいです。

 

私のお気に入り

「白猫」ほるぷ出版 エロール・ル・カイン(再話・絵) 中川千尋(訳)

ロマンチックなおとぎ話。

 

ある国の王さまが、三人の王子に

「この世で一番かしこい犬をつれてきたものを

次の王にしよう。」と言い、三人の王子は それぞれに

犬を探しにいきます。

上の王子は 町へ、二番目の王子は 遠い国へ、

そして 末の王子は 森へ・・・

末の王子は 森の中で 美しい白猫に出会います。

「白猫」裏表紙

 

その一年後、王さまは

「この世で一番うつくしい娘と結婚したものを 次の王にしよう。」

と言い、三人の王子は またそれぞれに探しにでかけます。

末の王子は 白猫のいる森へと向かいます。

 

白猫といると、とても幸せな 末の王子は

この白猫を 花よめとして 城へつれて帰ります。

 

おとぎばなしでは、末の王子、末の娘が

ハッピーエンドになるんですよね。

 

そう、人間でない 花よめを連れてきた 末の王子に、

城に集まった人は ビックリ。

しかし、「この猫を愛しています。」のひとことで……。

 

やっぱり、末の王子はハッピーエンド!!

ユーモラスなおはなしと、繊細で美しい絵、

ロマンチックな結末、いつまでも変わらないおとぎ話。

 

おとぎ話を読むと、『自分の心に素直になればハッピーエンドになれる。』と今でも思います。Iでした。