祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

📖 好きな作家がまた増えた!📖

4月20日 月曜日です。

毎週、月曜日が 休館日でしたが、大型連休明けまでの全館休館にともない、月曜日も注文受付とお問合せ受付、本の発送をしております。

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さてさて、

最近、キース・グレイの本がお気に入りです。

『12才までは、全く本を読まない子どもだったが、

ロバート・ウェストールの作品に出会い 夢中になった』

と。。。。私と一緒だ!!

嬉しく思い、初めて読んだのが「絶体絶命27時間!」

そして、同じように 疾走感あふれるこの物語。

「ジェイミーが消えた庭」 徳間書店
キース・グレイ(作) 野沢佳織(訳)

 

転校生ジェイミーは、主人公ぼくの友達。

この主人公が、ごく普通の あまりカッコよくもない

14才の男の子。

ぼくとジェイミーは、相棒だった。

 

夜、何件も連なって並ぶ よその家の裏庭を、

障害物競走のように、見つからないように

捕まらないように、駆け抜ける『クリーピング』

ぼくとジェイミーの大好きな遊びだった。

 

相棒なしでは、やっては いけないこのゲームで、

ぼくはヘマをしてしまい、ジェイミーを

怒らせてしまった。

「もう、組まない。」と言われ、必死に謝って

どうにか、また一緒にできるようにと、悩んで

奔走している時に、校長先生が教室にやってきた。

 

「昨夜、ジェイミー・ペンショー君が

火事に巻き込まれて 亡くなりました。」

 

ぼくは目を閉じた。

泣いて、眠りに落ちて、また泣いて。

 

ある夜、コツコツと窓を叩く音が・・・

「うそだろ!」

ジェイミーが ぼくの部屋の窓の すぐ下に!

生きていることを内緒にしたまま、

ぼくとジェイミーは、最難関の『超速クリーピング』

に挑戦することに・・・。

 

少年の友情、そして喪失感。

感情移入してしまいました。

ジェイミーとの友情は取り戻せたのでしょうか・・・。

 

スピード感と共に、心に残る物語でした。

 

Ⅰでした。