10月21日「あかりの日」

秋も深まり、日が暮れる時間も早くなってきました。空気も澄んでいて、長崎市の稲佐山からの夜景もとくにきれいに見えるころです。
今日はそんな夜景をつくりだす、「あかり」が発明されたことを記念する日です。
1879年10月21日、アメリカの発明家トーマス・エジソンが、白熱電球を40時間以上点灯させることに成功し、白熱電球の実用化がはじまりました。この功績をたたえ、あかりの大切さやその意義を改めて認識し、さらには暮らしとエネルギーについても考える機会にしてほしいという願いを込めて制定されました。
私たちの生活のなかであかりがないことは考えられませんね。
電気が発明される前は、木や植物の油を燃やして火をつけるものがほとんどで、今ほど明るいものではありませんでした。たとえば、江戸時代の室内照明は、油皿にいぐさなどを浸して火をつけた行灯(あんどん)が主で、明るさは今の豆電球くらい、手元がほんのり見える程度だったそうです。そして、外を歩くときは提灯を使っていました。明治時代になると灯油を使う石油ランプが輸入され、大正・昭和時代になってからやっと電気が導入されたのです。電気の到来で夜がどれほど明るくなったことでしょう!
さて、今日はあかりにまつわる絵本を2冊ご紹介します。

まず1冊めは『あかいひかり みどりのひかり』(「大きいくるみコース」およそ4〜5才)です。この“あかいひかり”“みどりのひかり”が示すものはなんと信号!
「あかい ひかりで とまれ
みどりの ひかりで すすめ」
くり返されるこの言葉を聞きながら、朝が始まり、夜がふけてゆくまで、トラックやジープや馬や犬や猫たちの1日をながめることができます。1日を終えて、のんびりとしたベッドのなかでの読み聞かせにもおすすめです。

そしてもう1冊は『ベッドのしたになにがいる?』(「小さいくるみコース」およそ3〜4才)です。
表紙を見てみるとオイルランプらしきものが!おじいちゃんのお家に泊まりにきたふたりの子どもたち。寝る時間になり、ベッドにはいりますが、ベッドの下に何かがいる気配…。こわくなっておじいちゃんのもとにかけおりると、おじいちゃんが昔の話をしてくれます。こわがりなお子さんはちょっとドキドキしてしまうかも。でもきっと最後のシーンには笑顔になれますよ。
家のなかでも外でもあかりに囲まれて過ごしている私たちは、なかなかそのありがたさを感じる機会がありません。今夜は少しのあいだ、小さなあかりで過ごしてみませんか。そしてあかりをつけたとき、どんなふうに感じたのか、お子さんと話してみるのもいいかもしれません。
(担当:A)
『あかいひかり みどりのひかり』
マーガレット・ワイズ・ブラウン/作
レナード・ワイスガード/絵
谷川俊太郎/訳
「童話館ぶっくくらぶ」での配本コース ▶「大きいくるみコース」(およそ4〜5才)
『ベッドのしたになにがいる?』
ジェームズ・スティーブンソン/文・絵
つばきはらななこ/訳
「童話館ぶっくくらぶ」での配本コース ▶「小さいくるみコース」(およそ3〜4才)
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