日本外来小児科学会に参加させていただきました
先週末9月9・10日、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜ノースで開催された第32回日本外来小児科学会年次集会に参加してまいりました。
本学会は、私ども童話館が、毎年のように参加させていただいて、たいへんお世話になっている学会です。しかも今年は3年ぶりに出展ブースを構えての参加。たくさんの絵本・本を携えて、スタッフ3名、はりきって行ってまいりました。
しかしながら、出発日の9月8日はあいにく台風13号が東海~関東へ接近しているまっただなか。飛行機が運航するのか不安にかられながらも空港へ。さいわい運航に乱れがありながらも、なんとか離陸し、予定より大幅に遅れたものの、無事、会場へ到着。
そして9日・10日の学会開催当日は嬉しいことに、たくさんの方が、出展ブースをたずねてきてくださいました。
「いつもパンフレットありがとうございます!」
「これこれ!うちの子育て支援施設にも届いてますよ~」
「新しいパンフレットはいつ届きますか?また送ってくれますか?」
「うちの病院でも、このパンフレットと一緒に、絵本読んであげてねって親御さんに声かけてるんです」
「え?長崎から?台風だいじょうぶでしたか?帰りも気をつけてくださいね」
「今、「童話館ぶっくくらぶ」の絵本を毎月届けてもらってますよ」
「お母さんたちに、絵本をすすめるとき、どんなふうにアドバイスしたらいいですか?」
「やっぱり海外の絵本って色遣いとか違いますね」
「発達が少し心配な子どもが楽しめる絵本はありますか?」
「中学生の娘にお土産を買おうと思ってるんですけど、おすすめってありますか?」
「コロナで、待合室の絵本を撤去したけど、もうそろそろ戻そうと思ってるんですよ」
などなど、楽しげな声が、あちこちから聞こえてきたり…
お子さんとの絵本との思い出を語ってくださったり…
「少し専門的な質問をしたいんですが」というお申し出を受けたり…
子どもや社会の現状についての想いを交換したり…
私どもにとっても有意義な時間になりました。そして、ご紹介したおすすめの絵本を「うんうん、なるほど~」「あ、ホントだ、おもしろい!」と言っていただけて、励みにもなりました。
もちろん、学会の主たる目的は、医療向上のための研究や教育です。
各会場では、講演やシンポジウム、ワークショップが開催されており、医療従事者だけではなく、子どものに関わるさまざまな立場の人が共に学びあうようすと、「研究は日々の診療のなかから」という確たる想いが伝わってきました。
もちろん、私どもは「本屋さん」ですので、直接的に医療にかかわる立場ではありません。
それでも、同じく「子どもたち」を、「子どもたちの未来」を、想うものとして、もっともっとできることがあるのではないかという気持ちを新たにしながら、長崎へ帰ってまいりました。
これから少しずつ吟味しながら、形にしていけたらいいなと考えています。
出展ブースに会いにきてくださった皆さま、本を購入してくださった皆さま、そして何より、本学会にお招きくださり、温かく迎えてくださった病院やスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
そして、これからもまた、あちこちをたずねさせていただくかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
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