ぞうの本屋さんブログDouwakan Planning and Public Relations Division Blog

5(ご)と10(とう)で、五島の日


五島の日

 

 

私が仕事をしている童話館本社は長崎港からも近いので、ときどき、船の汽笛の音が聞こえてきます。

 

「フォーーーン」「ポーーーッ」

 

音が聞こえてくるたびに、五島出身の私はそわそわ。

「ああ、お昼の船が到着したんだなあ」「今日は海が荒れてそうだな~」と、生まれ故郷へ想いを馳せる時間でもあります。

 

五島

また、五島列島は、童話館創業者である川端強の生まれ故郷。

絵本を郵便で送る今の「ぶっくくらぶ」という形式も、創業者が五島の知り合いに頼まれて絵本を送ったことがきっかけだったとも言われています。

ですからかつては、入社して「五島出身」であることを告げるやいなや、「あら、あなた、五島ね!五島のどこ出身?」「へえ、そうねえ。僕はね…。○○課の○○さんもなんだよ」なんていう会話が交わされたりもしていたものです。ああ、懐かしい…。

 

さて、そんな五島列島に、皆さんは行かれたことがあるでしょうか?

 

五島2長崎市内から海を挟んで西に100キロメートル。

美しい海をはじめ、手付かずの自然がたくさん残っていて、数年前には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録されたことでも注目を集めました。

そして魅力はこれだけではありません。

豊かな自然から生みだされる海の幸山の幸。

親切で人懐こい島の人たち。

五島-3

ゆったりゆったり時間が流れているようなおおらかさ。

娯楽や消費を対象にした大型店や人工的なものが少ないせいか、帰省するたびに、「ここにいると、子どもを急かすことがないなあ」と、日々の慌ただしい生活を反省したりするものです。

 

 

 

と、このように未来に残しておきたい宝物が詰まった五島列島。

まだ訪れたことのない方は、ぜひ遊びにいらしてください。

(担当:C)

 

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