ぞうの本屋さんブログDouwakan Planning and Public Relations Division Blog

本を片手に町を行けば -Y家の場合


本を片手に

 

今年も楽しみにしていた夏企画のパンフレットが届きました!
わが家はみんな、季節ごとのパンフレットが届くのを毎回楽しみにしています。お互いにほしいものを言い合って(そこは大人も遠慮なく!だって大人でも欲しいものが紹介してありますから())小さな家族会議が開かれます。今回は(今回も?)娘の希望が通り、『楽しく学んで力がつく!こども世界地図』を注文することにしました。

娘は去年のクリスマスにサンタさんから地球儀をもらったのですが、そこから“世界”に少しずつ興味を持ち始めました。といってもたまに「○○県は外国?」なんて、思わず笑っちゃう質問もしてくるので、まだまだどのように理解しているのかわかりませんが、そういう質問がでるのも今の年令ならではという感じで、とても楽しいものです。

 

こども世界地図早速本を開いてみて、自分が持っている地球儀と本の地図の書き方が違うことを発見!「なんか地図が伸びてるよー」と言って、地球儀を持ってきて見え方を確認。「上と下がぼよーんと伸びておっきくなってる!」確かに!()私も一緒にページを眺めながら「これはミラー図法っていうんだって」と書いてあるものを読み、こっそり学び直しの時間です() ページを開くといろんな図法を用いた地図もあり、違いに見入っていました。なかでも“世界の民族とことば”が気になったらしく、世界では多くの言語が話されているということに、かなり驚いていました。

国ごとに紹介するページでは写真や絵がたくさんあり、眺めるだけでも楽しいようで、最近はよくこの本をながめています。

そして娘がこの本を選んだ一番のお目当ては、巻末についている国旗カードです。120か国の国旗が「オモテ」にあり、「ウラ」には国名が書いてあります。本が届いてからというもの、【国旗カードゲーム】と名付けて、娘のお気に入りの遊びになりました。子どもの脳はやはり覚えが早く、私とは比べ物にならないペースで国旗を覚えていきます!昨日の夜は31か国のカードをひとりで鮮やかに取っていきました()

国旗国旗にもだいぶ親しんできたので、「じゃあ今度は町のなかで国旗を探してみようか?」と誘い、最近はおでかけのたびに国旗を探す遊びをしています。娘が先に見つけて教えてくれることのほうが多く、何気なく手に取った商品のパッケージに、国旗がついていることを教えてくれたり、レストランの外にはためく国旗も教えてくれたりしました。わからなかった国旗は家に帰ってきてから一緒に本で探すのもまた楽しいものです。

娘の頭のなかの情報は常に更新され、いろんなものを感じるアンテナが常に張り巡らされているんだなぁと感心させられます。

「いちばん最初に朝になる国はどこなの?」「どうしてロシアはこんなに大きいの?」「どうしてオーストラリアは今冬なの?」という娘からの質問攻撃に答えつつ、母の私もかなりこの本にハマってしまいました()

 

夏休みは子どもと一緒にいる時間がいつもより増えて、「もうっ!」と怒ってしまうことも多いけれど、子どもの成長にたくさん気づける時間でもありますね。日々の生活をだいじにしつつ、成長の種を少しずつでも蒔いていけるといいなと思っています。


こども世界地図『楽しく学んで力がつく!こども世界地図』

 編 永岡書店編集部
 永岡書店
「童話館ぶっくくらぶ」2023年夏企画パンフレットで紹介

この記事をシェアする