5月7日 コナモンの日
5月7日は「こ(5)な(7)」の語呂合わせで、「コナモンの日」です。
この記念日は、コナモン文化の普及と継承を目的として、2003年5月7日に「日本コナモン協会」が設立されたことに由来しています。
「コナモン」というと、お好み焼きやたこ焼きなど、関西の食べものをさす言葉だと、私は思っていました。けれど実際は「主として、穀類や豆類を粉にしたものを調理した食べ物」と定義されており、うどんやそばなどの麺類や、パンやケーキなどさまざまな食べものが含まれるそうです。
長野のおやき、山梨のほうとう、ラーメン、餃子、イタリアのピザ、ベトナムのフォー、ロシアのピロシキ、メキシコ料理の定番トルティーヤ…少し挙げただけでも世界じゅうにコナモンはあふれています。まだ食べたことのないコナモンの旅にでかけるのも楽しそうですね。
ところで、絵本のなかにでてくるコナモンといえば、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。
私が思う“絵本3大コナモン”は、『しろくまちゃんのほっとけーき』(「大きいいちごコース」およそ2~3才)のホットケーキ、『ぐりとぐら』(「小さいくるみコース」およそ3~4才)のカステラ、『からすのパンやさん』(「大きいくるみコース」およそ4~5才)のパンです!
おいしそうな香りが伝わってくるホットケーキの焼けるようすや、大きなたまごからできた大きなカステラ、からすがつくるさまざまな種類のパン。子どものころに読んで食べたい!と心躍らせてから、数十年。大人になった今でも、読むたびにそのときの思いがよみがえってきます。
こうして絵本は、登場人物や動物たちとの出会いはもちろんですが、描かれる食べものとの出会いもだいじな思い出になると思います。
みなさんもそんな出会いをぜひ探してみてください。
(担当:N)
『しろくまちゃんのほっとけーき』
わかやまけん/作
こぐま社
「童話館ぶっくくらぶ」での配本コース ▶「大きいいちごコース」(およそ2~3才)
『ぐりとぐら』
なかがわ りえこ/作
おおむら ゆりこ/絵
福音館書店
「童話館ぶっくくらぶ」での配本コース ▶「小さいくるみコース」(およそ3~4才)
『からすのパンやさん』
かこさとし /作・絵
偕成社
「童話館ぶっくくらぶ」での配本コース ▶「大きいくるみコース」(およそ4~5才)
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