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10月7日 ミステリー記念日


 

 

10月7日は「ミステリー記念日」。ミステリー小説の先駆者であるアメリカの作家、エドガー・アラン・ポーの命日を偲び制定されました。そんな記念日にちなみ、今日は童話館出版が誇る名探偵、エリナー・アウルが活躍する物語『フクロウ探偵30番めの事件』(「小さいりんごコース」およそ9~10才)をご紹介します。

養生のため海辺のホテルにやってきた探偵のエリナー・アウルと助手のポーズ。売れっこ探偵としての忙しい日々から離れて、ゆっくり夏のバカンスを…と思っていると、ホテルではなにやら怪しい事件が。せっかく養生にきたのに、と気づかうポーズをよそに「待ってました!」とばかりにうきうきと事件の解決にのりだすエリナー・アウル。はたして事件の謎はあきらかになるのでしょうか。その結末は…。

 

 

これは子どもたちにウケないはずがない!と思える物語と、子ども向けとするだけではもったいない!と思うほどのミステリー展開。登場人物はすべて動物なので、その動物らしい個性と特性を発揮していちいち笑わせてくれたり、そうかと思えば怪しく不気味な事件にドキドキしたり。「犯人はだれなんだろう」「こいつが怪しいぞ?」とエリナー・アウルと一緒になって推理していく、推理小説としての楽しさも存分に味わえます。

そしてなにより、エリナー・アウルとポーズの名コンビっぷりがとても魅力的です。まわりの状況を分析し、じっくり観察しながら(ときには探偵としてのカンも発揮!)犯人を追い詰めていくエリナー・アウルと、彼女のむちゃぶりに振り回されながらも、助手としてのつとめをしっかりはたすポーズが相性抜群です。にんきの推理小説には探偵と助手の名コンビがお約束でもありますよね。それから、エリナー・アウルのひょうひょうとした、けれどピンと背筋が伸びているような品のあるふるまいと話し方は、なんだかあの推理小説のあの人を思いおこさせるなあ…と。ミステリーの女王アガサ・クリスティ好きの皆さんにも楽しんでいただけるのではないかなと思います。

 

絵本はよく読んでいたのに、読みものの本はあまり読んでくれなくて…というお子さんにもおすすめの1冊です。「本っておもしろい!」と思ってもらえて、本の世界にまた戻ってくるきっかけになる、ひとりよみへの橋渡しにもぴったりの本だと思います。ここから推理小説の沼へはまっていくお子さんもいるかもしれませんね。

さて、童話館出版の仲間たちのなかには、フクロウ探偵エリナー・アウルのほかにも、シャーロック・ホームズに憧れて探偵になったねずみのベイジルや、いまひとつさえない探偵のこぶたとうさぎ、切れもの探偵のとかげもいます。「ミステリー記念日」に、名(迷?)探偵たちの活躍をぜひお楽しみください!

 

 

(担当:G)


 『フクロウ探偵30番めの事件』

 ジェームズ・マーシャル/作・絵
 小沢 正/訳

 童話館出版 ▶詳しくみる

 「童話館ぶっくくらぶ」での配本コース ▶「小さいりんごコース」(およそ9~10才)


 

 

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