祈りの丘絵本美術館INORI-NO-OKA Picture Book Museum

企画展のご案内

清水崑 絵本原画展 かにむかし
(同時展示 ぼんやり山のぼんたろう)

開催期間
2023年10月3日(火)~2024年1月8日(月) 企画展示&常設展示
※12/30~1/3は年末年始の休館となります
開館時間
10:00〜17:30(入館は17:00まで)
休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
会場
祈りの丘絵本美術館 2階大フロア
  • 『かにむかし』

    • 木下順二・文/清水崑・絵
      岩波書店 1976年初版
      絵本の絵の場面 12点

    カニが、自分で育てた柿の木の実を取れずに困っていたところへ、サルが来て「もいであげよう」と言いました。
    しかし、サルは自分ばかり食べ、カニへは青い実を投げつけて甲らをつぶしてしまいます。
    そして、その下から子ガニがいっぱい出てきて・・・。
    「さるかに合戦」をのびやかな墨絵で描きます。

  • 『ぼんやり山のぼんたろう』

    • 清水崑 文・絵
      学習研究社 1983年初版(現在、品切れ)
      絵本の絵の場面 14点

    仙人とかっぱに育てられたぼんたろうは、生まれつきのぼんやり者だけど力持ち。
    山の修行を終えて京の都へ出かけますが、途中で追いはぎや青大将を退治したり、五重塔で盗人を追い払ったり、人さらいをこらしめたりと愉快な冒険を繰り広げます。

  • 清水 崑(しみずこん)

    1912~1974年

    長崎市に生まれる。漫画家。1932年、創立にまもない「漫画集団」の同人となる。 戦後、『小学生朝日新聞』に「かっぱ川太郎」を連載。 その後『週刊朝日』に、独自のキャラクターのかっぱを主人公にした「かっぱ天国」を連載し、大きな評判を呼ぶ。 晩年になって絵本を手がける。南画の伝統に通じる毛筆の柔らかさを生かした、とぼけたおかしみと暖かさのある絵が、独特な世界をつくっている。 作品に『かにむかし』(岩波書店)など。

企画展と並行して、
同施設内では常設展も開催中です。

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