なつのあさ
夏の絵本コーナーのなかから本日はこちらをご紹介しようとおもいます👒
作者の谷内こうたさんが今年の7月に
脳溢血のためお亡くなりになったそうです。
それまでも絵を描いていた谷内こうたさんが
絵本📖を描き始めたきっかけは
こうたさんの叔父で画家の、谷内六郎さんの勧めだったそうです。
谷内六郎さんの絵は
昭和の日本を情緒的に描いた作品が多く、
着物姿の子どもたちが
自然や、昭和の街並みの中
生き生きと過ごす様子が愛らしいです。
そんな絵を描く優しい眼差しをもった六郎さんが
甥のこうたさんに絵本を描くことを勧め、
その後こうたさんは なつのあさ で
ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞するなど
絵本界で活躍をします。
だっだ しゅしゅ
だっだ しゅしゅ
みみの なかに おとがある
こんな詩的な文章と
清々しいほど澄んだ緑いろの風景。
ひとりの男の子が汽車に夢中になる様子が
洗練された絵と文章で描かれています。
谷内こうたさんの素敵な世界観は
お話しを読み終えた後の最後のページ、
奥付の部分にまで続いています。
そこもよくよくみると面白いので
ぜひ注目して読んでみてください。
Mでした🚃