レオ・レオニ展
先日、みんなのレオ・レオニ展に行ってきました!
数年前に 友だち親子と 観に行きましたが、
今回は、大人同士で じっくり。
展示はまず、 初期の 油絵から。
少し影のある色調に、力強い筆づかい。
絵本との イメージとは かなり 違います!
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アメリカのフォーチュン誌を飾った
グラフィックや ポスターでは、
最先端のアート・ディレクターの顔が✨
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そして、絵本では。。。
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水彩、色鉛筆、パステルなどで
描くだけでなく、
さまざまな 技法が 使われていて、
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原画で 観ると、
印刷された絵本からは 見えてこない、
新たな発見が たくさんありました♪
動物たちが、
色をぬった パーツから 出来ていたり、
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背景は、切ったり ちぎったりした 紙が
コラージュ されていたり…
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他にも、墨流し(マーブリング)、型押し、
こすり絵など 、作品ごとに 違う表情!
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私を含め お客さん達も、
ついつい 原画に 近づいて、
見入っていました。
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その生い立ちからか、レオ・レオニの作品には、
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自分探し をテーマにしたもの や
(スイミー、コーネリアス、
アレクサンダとぜんまいねずみ など)
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社会の中の 芸術家の存在を テーマにしたもの が
(フレデリック、おんがくねずみジェラルディン など)
(フレデリック、おんがくねずみジェラルディン など)
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多く あります。
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レオ・レオニ(1910〜1999)
オランダ生まれ。
父ユダヤ系、母オペラ歌手。
オランダ、ベルギー、イタリア、スイスと移り、アメリカへ亡命。
グラフティックデザイナーとして活躍後、
「あおくんときいろちゃん」で絵本作家デビュー。40冊近くの絵本を出版。
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絵本作家デビュー作の
「あおくんときいろちゃん」は、
最初は、騒ぐ孫たちを 静めるために
作られたそう。
今では、抽象絵本の元祖と 言われています。
2つの色が 調和していく ストーリーは、
万博での人種差別が 影響しているとも。
「フレデリック」は、童話館ぶっくくらぶ の
小学校低学年向けコース 予備 に
入っています。
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みんなが あくせく働く中、1人ぼーっと、
色や おひさまの光、お話を 集める
芸術家気質の フレデリック。
最後に みんなに 認められた時の、
ちょっと 照れた 誇らしげな
表情が 何とも いえません♪
コラージュの面白さが、
よく表れた作品です。
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「せかいいちおおきなおうち」は、
子どもの頃、図書館でよく借りて
読んでもらっていました。
色鉛筆で描く、少し硬質な
トゲトゲの かたつむりの殻が
何となく怖く、好きなような
嫌いなような 絵本でした。
最後のリアルな世界の美しさは、必見!
そして、日本でよく知られている
レオ・レオニさんの代表作と言えば、スイミー。
今回は、スロバキア国立美術館所蔵の
幻の原画5枚が、展示されていました。
元の原画は、少しシックな色調。
絵本用に使われた原画と
見比べるのも、面白かったです。
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その他、平行植物シリーズの彫刻や、
スイミー、フレデリックなどのアニメ、
チームラボとコラボした動く光の部屋、
生前のご本人の映像 など、
とにかく 盛りだくさんで、大満足でした
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最後は、常設の ゴッホのひまわり を鑑賞🌻
さすがの 迫力!
夏休み、新宿へ行くことがあれば、せひ、寄ってみて下さい♩
子どもも大人も 楽しめる内容でしたよ~。
長崎に お越しの際は、よかったら
童話館の書店部の レオ・レオニの絵本や
グッズのコーナーを のぞいてみてください🐭🐟
かわいいお土産が 見つかるかもしれません♪
改めて、絵本の原画の 面白さを感じた Fでした~