祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

おしいれのぼうけん

みなさんは、子どもの頃、

悪いことをした時、

どんな風に、親や先生に

叱られましたか?

 

しばらく 外に出されたり、

部屋に 閉じ込められたり、

廊下に 立たされたり・・

そんな経験のある人は、

もう少ないでしょうか?

 

今どきなら、ゲームやスマホ禁止の方が、

効果があるかもしれませんね。

 

今回、ご紹介するのは、

けんかして おしいれに 閉じ込められて

しまった、保育園の 2人の男の子の お話。

童話館ぶっくくらぶの 5~6才向けコースの

予備に入っています。

「おしいれのぼうけん」童心社
作・古田足日/田畑精一 「おしいれのぼうけん すごろく」童心社

さくらほいくえん の

あきらと さとし は、

お昼寝の時間に、ミニカーの取り合いをして、

先生に怒られ、おしいれの中に

入れられてしまいますが・・・

 

けんかしていた2人が、

いつの間にか 助け合って、

怖いねずみばあさんや ねずみの大群に、

勇気を ふりしぼって 向かっていく姿が、

活き活きと描かれた、ロングセラー絵本です。

 

ほとんど モノクロの鉛筆画ですが、

子どもの心の動きが 手に取るようにわかり、

おしいれの 夜の世界へ入っていくシーン、

あかいミニカーや デゴイチ(機関車)の

登場シーンなどの、

わずかな カラーページは 効果抜群。

 

頑として あやまらず、

怖い おしいれの 中で がんばる2人に、

ついに、先生も園児たちも 根負けして感心。

逆に、閉じ込めた先生たちが あやまると、

意地を張っていた2人も ついに

友だちに あやまる姿には、

男の子って、いいな~と 何だか

胸がきゅん。。。としてしまいます。

 

古田足日さんの文と 田畑精一さんの 絵が

見事に マッチした この絵本の中で、

あきら や さとしと いっしょに、

おしいれ の だいぼうけん に

出てみませんか?

 

絵本のすごろくも、好評 販売中。

読み聞かせの後に、みんなで 遊んだら

盛り上がること 間違いなしです♪

せひ、ご一緒にどうぞ☆

 

スタッフF