夏企画 こぼれ話 ー童話館ぶっくくらぶ 季節のパンフレットより
6月より「童話館ぶっくくらぶ」会員の皆さんへお届けしている、夏企画パンフレット。
夏のパンフレットの作成は、4月から本格的に始まります。今回は、夏企画パンフレット作成の裏側をご紹介します。
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4月末、編集企画室では夏企画パンフレット「子どもは夏におおきくなる‼︎」の紙面作りで大忙しでした。
数か月かけて、会員の皆さんや子どもたちの夏休みに思いを馳せながら、本や商品を選んだり、提案したりするのですが、なかでも「夏企画」の風物詩といえばこれ。
何をしているかわかるでしょうか?
そう。
実はこれ、紙面で紹介する本を見ながら、実際に作ってみているところなんです。
そうして「本当に作れるか」「対象年令はどれくらいか?」「どのくらい時間がかかるか」などを体感し、その上で、紹介文を書いたり、皆さんからの質問に備えたりします。(“編集部”っていっても、童話館の場合、結構いろんなことをやっています…)
そして今回も、『いっしょにつくろう』の採用が決まった瞬間からこんな会話が(副音声入り)。
「どれを作る?」
「このお裁縫は難しそうだから、Iさんにお願いしてもいいかな?」(私が作ったら血だらけになりそう)
「はい!わかりました!」(さすが!)
「じゃあ、わたし、これ作ってみます!」(いや、実家の母にお願いするかも…)
「じゃ、わたしはこれに…」(簡単なやつでよかった!)
と、サラリと役割分担。
数日後、さっそくIさんが、完成度の高いお人形を持って出社。
しかも、「ちょっと失敗したから、作り直したんですよ~」なんていいながら、さわやかに2体も差し出すではありませんか!
他のスタッフは「や、や、やっぱり、早かったですね(汗)」
「私も連休にがんばります!」
などといいながら5月の連休へ突入。
連休中に、ようやく私も製作開始。
とりかかるまでは「めんどうだなあ~」という気持ちが全くないといったら嘘になりますが、やりだしたら案外楽しいもので、完成間近のころには、すっかり夢中に。雨の中、外で色を塗って、乾かして…。最後の、麻紐や毛糸で髪の毛を1本1本つけるところは楽しくって、ついついたくさんつけたくなってしまいました。
そして、なんとか完成!
連休明けの5月8日。
編集部のデスク周りには、完成した作品たちが並びます。
「これ作るの楽しかったよ!」
「手足を縫いつける工程がちょっとむずかしかったですかね~」
などと情報交換しながら、紙面作りも大詰め。5月末、無事に夏の企画パンフレット完成!
さて、そんな夏の企画パンフレットには他にも、夏を楽しく過ごすための本や商品をたくさん掲載しています。「童話館ぶっくくらぶ」会員の皆さんへだけの特別なご案内です。
会員の皆さんはお手元に届いたパンフレットをご覧いただき、楽しくお選びいただければと思います。
そして、会員ではない方は、ぜひ「童話館ぶっくくらぶ」へ!
(担当:C)
『いっしょにつくろう』
製作 高田 千鶴子・ 酒本 美登里・小林 義純
絵 村田 まり子
写真 ペ ソ
福音館書店
「童話館ぶっくくらぶ」2023年夏企画パンフレットで紹介
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