星新一ショートショート
学生の頃、友達との貸し借りで出会った
星新一さん作品。
短い4~5ページほどのお話が、たくさん詰まっています。
お話ごとに博士が出てきて、へんてこな発明品ばかりを披露するのですが
どれもが「こんな未来がきたらどうしよう」と考えさせられるようなリアルさ…。
20年前に発行されたこのお話の発明品が、
そう遠くない未来に開発されるんじゃないかなあ、という気になりました。
たとえばこういう内容のお話しがあります↓
『地球を制服するため現れた宇宙人が
人間にそっくりのロボットを地球人と信じ込み話しかけます。
ところがその人間(本当はロボット)は
何をいっても動じず一本調子の返事しかしません。
だんだん人間のことが薄気味悪くなり、宇宙人は
地球制服をあきらめて元来た星に逃げ帰ったのです』
このロボットって、そう・・・完全に人工知能・AIですよね?!
星さんが生きていたころ、まだ空想でしかなかったものが
続々と生まれてきているこの時代。
宇宙人を信じるか信じないかはさておいて、
自分の知らないところでもしこんな出来事が起こっていたら・・・なんて
とてもわくわくしながら読みました!
他のお話も、さくさくっと読み進めながら
一つ一つ自分なりに考えを巡らすのが楽しいです♪
スタッフMでした🤖