祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

『ロビンソン』

ロビンソン・クルーソーが好きなピーターは

学校の仮装パーティーで、主人公になりきりますが・・・

「ロビンソン」 偕成社
ピーター・シス(作) 髙柳克弘(訳)

 

がっこうで かそうパーティーが あるんだって

ぼくらは もちろん、かいぞくに なるつもり。

 

毎日かいぞくごっこをしてあそんでいる、

なかよし5にん。

 

でも、ロビンソン・クルーソーに むちゅうのピーターは、

おかあさん手作りの ロビンソン・クルーソーの衣装で会場へ。

ワクワクドキドキ・・・ともだち、なんて いうかな。

 

  みて みて、はやく!

 

ところが、ロビンソン・クルーソーを 知らないみんなは 大笑い。

ショックのあまり、ピーターは 寝込んでしまいます。

 

  ごろごろ ねがえり

  こころは ぼんやり

  なみの あいだを ぷかぷかり

 

ベッドのうえで なんにちも ただよい、

たどりついたのは 無人島。

心おどる、たったひとりの大冒険がはじまります。

 

やってきた、4人の黒い影・・・

やつらだ! かいぞくか?!

 

作者 ピーター・シスの、少年時代の実話が もとになったお話。

ひとりぼっちの心の冒険は、大切で必要な時間でした。

 

幻想的な絵が、心に残ります。

 

Ⅰでした 。