祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

おっともじゃもじゃ

 

小さいころ母が近所の図書館に連れて行ってくれ、

10冊まで借りていいよと言われるといつもよく借りていたのが

ドールハウスの本、犬が出てくる本、ジェニーちゃんの本、宝物探しをする写真絵本、

そしてこの『おっとあぶない』でした。

おっとあぶない/マンロー・リーフ 作/渡辺茂男 訳/復刊ドットコム

 

本に出てくる○○まぬけと呼ばれる子どもたちが

自分の代わりにあぶないことをしている様子をみて

背筋がぞわっとしたり、いたたた…と顔をしかめたり

怖いものみたさについついページをめくっていました。

そして読み終わったらかならず「あぶないことは、絶対にしない!」と

なるんです。

(もともと弱虫なのであぶないことをするつもりはない・・・)

 

さてそんな風に

大人が、子どもはまねしちゃいけません と書いたお話は他にもあります。

1844年に3才の息子にお父さんが描いたのが始まりのこちらの絵本。

もじゃもじゃペーター✂ハインリッヒ・ホフマン 作✂佐々木田鶴子 訳✂ほるぷ出版

 

表紙のペーターは髪も爪ものばし放題。

他にもそんなことしちゃだめ!と思わずいいたくなる子がたくさん出てきます。

 

「しつけ」と堅苦しく読むのではなく、純粋に楽しんで(そしてひやっとして)

読むのがおすすめの、スタッフⅯでした✂