はてしない物語
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はてしない物語 ミヒャエル・エンデ作 上田真而子・佐藤真理子共訳 岩波書店
この物語の主人公のように
じっくりと物語の世界に浸ってみませんか?
ただし浸りすぎると不思議なことが起こるかもしれません!
主人公は冴えない男の子。
学校へ行く道すがら、とある古書店を見つけます。
中にはいるとそこに居たのは子ども嫌いの陰険な主人。
その主人の手元から思わず奪ったのは、なんとも不思議な魅力を持つ本。
男の子がこの本を読み始めたところからが
お話の本当の始まりかもしれません。
分厚い本のタイトルは 『はてしない物語』。
物語に出てくるファンタージェン国では ”虚無” が広がり
国のいたるところが空白になっていく謎の現象が起こります。
それを助けるカギを握るのは「おさなごころの君」と呼ばれる人物。
それは一体だれで、どういう意味なのか?
・・・読み進めていくうち
物語に吸い寄せられるように夢中になっていく主人公に
自分もまたどんどん吸い寄せられていきます。
男の子が読んでいる本を今私が読んでいる。
お話しも読者も、はてしなく続いているような不思議。
うまく説明できなくてもどかしいですが、
鏡をのぞくとどこまでも 同じ世界が広がっていることを発見したときの
あの感覚に似ているかもしれません!
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文庫もありますが、箱に入ったハードカバーの装丁がお話に出てくる本の装丁と完全に一致します
久しぶりに、お話をよみおえるのが勿体ない。と思ったⅯでした📖