きりのなかのはりねずみ
7月17日 日曜日
すずしい夜が恋しいここ最近なので
こんな絵本をご紹介します。

きりのなかのはりねずみ / ユーリー・ノルシュテイン、セルゲイ・コズロフ作 / フランチェスカ・ヤールブソワ絵 / こじまひろこ訳 / 福音館書店
日がしずみ、あたりがうす暗くなったころ
どこかの森では はりねずみが友達のこぐまに会いにお出かけです。
空には星がまたたき、みみずくが「ホー ホッホー!」と大きく鳴きます。
そして辺りはいつの間にか まっしろな霧でおおわれていました…
はりねずみは たちどまりました。
きりのなかに しろいうまが うかんでいたのです。
はりねずみは、むねが どきどきしてきました。
「しろうまさん、きりのなかで おぼれないかしら?」
星空の下 ぼうっとうかぶ白い馬。
これははりねずみくんにしか見えないまぼろし?
このあとのお話を読むと わかるかもしれません。
ひんやりした風が吹いてきそうなほど、幻想的な森が舞台の
しずかな1冊。
夏の夜におすすめです。
余談ですが・・・
この絵本を読んで私の頭にうかんだのがこの風景でした🐎
少し前に熊本・阿蘇の草千里で、まさに
霧の中、遠くにぼうっと 水を飲んでいる馬がみえたんです🐎
このあとは真っ白におおわれて数メートル先も見えない状態に。
まさに幻想的な光景でした。
ふとした時、「これあの絵本とおんなじだ!」と嬉しくなる瞬間や
その逆で絵本を読んでいて「あ、これはあの時見た風景だ…!」となる瞬間
みなさんも一度は経験ありませんか?
なんだか一人でタイムスリップをしてしまう不思議な時間ですよね♪
と、
話はそれましたが…
自分にとっての すずしくなる絵本、見つけにきてくださいね♪
スタッフM