祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

しょうとのおにたいじ

「しょうと」とは鳥の「ホオジロ」のこと。

鬼に卵を食べられて、鬼退治をする話なのですが、

この鬼退治の方法が、読みながらあれ?何かに似ている・・・と。

「しょうとのおにたいじ」福音館書店
稲田和子(再話)川端健生(画)

 

しょうとが、いざ鬼退治に行こうとすると、

道々出会った、どんぐりかにくまんばち

うしもちつきうす、そして、なわが一緒に行くことになります。

この面々を見て、「あ、この展開は・・・」と思い、読み進みました。

 

鬼が家に帰ってきて、いろりであたたまろうとすると、

どんぐりがはじけて「あっちっちっ」

水につけようとすると、かにのはさみで「やっ、いたいいたい」

にげようとすると、くまんばちが、ぶーーん ちくっ

外にでると、うしのふんでつるりっ

そして最後は、なわが切れて、もちつきうすが、ずでーん

 

そう、まさに「かにむかし」を思い浮かべました。

昔話を読んでると、似た展開のお話がいくつかあって面白い!

 

Iでした。