大道あや「ヒロシマに原爆がおとされたとき」
8月6日 木曜日 ☀
広島原爆の日です。
8時15分に、黙とうのサイレンと、
お寺の鐘の音と、セミの声が響きました。
祈りの丘絵本美術館で常設展示をしている、
大道あやさんが描いた原爆の絵本。
あの日、わたしはあの飛行機、みとるんですよ。
庭で白いシーツ、ほしてたとこでね。
絵本作家でもあり、日本画家でもある
大道あやさんが、経験したまま、
見たままに描いた、広島の原爆の日の話。
1ページだけ 鉛筆でぐちゃぐちゃに
塗りつぶしたような ページが…。
ここは市内の、白島の通りじゃけど……。
もうここは描けん……。
なんども描こうとしたんじゃけど、
とちゅうで描けんくなって、
ぐしゃぐしゃに消してしもうた。
「ねこのごんごん」など、かわいい動物たちや、
草花を生き生きと描く、大道あやさんの、
原爆がおとされた日の絵本。
毎年、この日に開いて読みます。
Iでした。