祈りの丘絵本美術館ブログINORI-NO-OKA Picture Book Museum BLOG

妖怪たち に 出会える絵本

ゲッゲッ ゲゲゲ〜の ゲ〜♪

と 聴いたら、思い出すのは・・・?

 

そう、世代を超えて 愛される「ゲゲゲの鬼太郎」ですよね👀

 

まんがアニメの原作者 でもあり、

日本の妖怪研究の 第一人者 でもある

水木しげるさん(19222015) が

今年、生誕100年だそうです。

 

「子泣き爺」「砂かけ婆」「一旦木綿」

「ぬりかべ」などは、昔からの言い伝えを

水木しげるさんが 初めて 絵に描いたそうです!

(目玉おやじ は、もちろん 創作みたい ですが…👁‍🗨)

 

絵本でも、水木しげるさんの 描く

100種類 以上の 妖怪たちに

出会うことが できます👻

 

「絵巻えほん 妖怪の森」「絵巻えほん ゲゲゲの鬼太郎 妖怪島へ」
共に、こぐま社 水木しげる・作

 

先日ご紹介した 水族館に 続く、

パノラマのように 広がる 大きな

文字なし 折りたたみ絵本シリーズ📖

水木しげるさんによる 詳しい 妖怪解説も

付いていて、子ども〜大人まで じっくり楽しめます!

 

水木しげるさんは、戦争で 左腕を 失いましたが、

幼い頃、故郷の鳥取で 近所のおばあさんから

伝え聞いた 妖怪の話を 原点に、

93才まで 精力的に まんがを 描き続けました。

 

戦争中に ラバウルに出征しましたが、

ニューブリテン島の 原住民と 家族のように 仲良くなり、

現地で暮らすと 言い張る 水木しげるさんを

周りが 説得して、日本に 帰国させたと いいます。

その体験もあってか、戦後も 妖怪好きの友人たちと、

世界各国へ 妖怪探検に 出かけたそうです。

 

家人が 水木しげるさんの大ファンで、

自宅にある 戦争中の体験記や まんがを

読む機会が ありました。

戦時中も ユーモアを 忘れず、

どんな人間にも 妖怪にも、心を開いて

分け隔てなく 接する お人柄が うかがえて、

怖いはずの 妖怪まんがに、不思議と あたたかさを

感じる理由が、わかったような 気がしました。

 

話が 面白すぎて 訪れた編集者が 長居するので、

「面会30分」という紙を 事務所に

貼っていた という エピソードなど、

盛りだくさんの エッセイ集も おすすめです♪

 

なつかしく ユーモラスな

でも どこか 湿ったような 怖さのある

日本の妖怪たち。

彼らを 再発見して、身近で いつまでも

愛され続ける存在に 生まれ変わらせた

水木しげるさん。

今は、妖怪たちと いっしょに、

ときどき 人間を 驚かせながら、

あちらの 世界を 楽しまれているでしょうか👻

 

スタッフF