—祈りの丘絵本美術館—
こどもの本の童話館グループが運営する「祈りの丘絵本美術館」は、1999年に長崎港を見下ろす南山手の丘に建てられました。当時、それまで別の場所にあった書店部を1階に移転し、2階と3階に絵本の原画を展示する美術館を設け、現在に至ります。
今回は、そんな「祈りの丘絵本美術館」について詳しくご紹介します。
大浦天主堂やグラバー園へと続くグラバー坂をのぼっていくと、右手に「祈りの丘絵本美術館」の表札と掲示板が見えてきます。門からはいって季節の花が咲く庭の石畳の小道をとおり、れんが造りの洋風建築の建物へ。
建物の入り口の上に、童話館出版の『あすはきっと』の絵本をこぐまが少年に渡している像が目にはいります。
では、さっそく、なかへ。
1階は「こどもの本の店・童話館」です。1万冊以上の絵本・こどもの本と、絵本のグッズやおもちゃが並んでいます。落ち着いた心地よいふんいきのなかで、ゆっくりと手にとって選んでいただくことができます。
絵本を探しにこられる方はもちろん、長崎観光の途中でふと立ち寄られる方も多くいらっしゃいます。皆さん、たくさんの絵本・本を見ながら、ゆったりと時間を過ごす方も多いようです。「プレゼント用に絵本を買いにきましたが、懐かしい絵本を見つけて、思わず自分用にも買いました」とおっしゃる方も。
絵本選びで迷われた方には、スタッフがおすすめの絵本をお選びしますので、お気軽にお声かけください。
2階と3階は、国内外の絵本の原画を展示している美術館フロアです。
中村忠二氏と伴敏子氏、東平哲弥氏、大道あや氏の作品を常設展示しています。
現在4/8(火)~7/6(日)までの期間中は、企画展「太田大八絵本原画展 はなたれこぞうさま」を開催しています。なかなかふれる機会がない絵本の原画を堪能していただけたらさいわいです。
また、3階の一角には500冊ほどの絵本・本を陳列したコーナーがあり、小さいお子さんをはじめどなたでも、自由に絵本を楽しむことができます。
全館、どのフロアも絵本の世界に浸ってゆっくりと過ごしていただける空間となっています。まだいらっしゃったことがない方も、機会がありましたらぜひお越しください。
そして、祈りの丘絵本美術館では、先日、新しくWebショップ「こどもの本の童話館公式オンラインショップ」も始めました。
遠方の方や、お時間の都合でお越しいただくのがむずかしい方もいらっしゃることと思います。そんな方に、ぜひご利用いただけると嬉しいです。童話館おすすめの絵本や本をセレクトし準備しています。詳しくは祈りの丘絵本美術館のインスタグラムをご覧ください。
「祈りの丘絵本美術館」では、どんな方にも、スタッフがいつでも皆さんの絵本や本との出会いをお手伝いいたします。
(担当:B)
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